朝、鏡を見ると顔がぼんやり大きく見える。夕方になっても輪郭がすっきりしない。顔のむくみは、多くの方が「顔をマッサージすれば流れる」と考えて取り組む悩みです。浦和のストレッチ&ドライヘッドスパ専門店LIMITED浦和店にも、小顔になりたいというご相談は繰り返しいただきます。ところが顔だけを触っても手応えが出にくいことがあります。理由は、顔にたまった水分の出口が顔にないからです。この記事では、輪郭がぼやける原因を「水分」「筋の張り」「姿勢」の3つの層に分け、自分がどれに当てはまるかの見分け方と、順番を間違えないセルフケアを理学療法士の視点で解説します。
顔のむくみの出口は顔にない
顔のむくみとは、皮膚の下にある組織のすきまに水分が一時的にたまった状態です。ここで大事なのは、たまった水分が「どこへ帰るか」です。
水分は首を通ってしか戻れない
顔や頭にある血液は、内頸静脈(ないけいじょうみゃく・首の深いところを通る太い静脈)と外頸静脈(がいけいじょうみゃく・首の表面近くを斜めに走る静脈)に集まります。そこから鎖骨の下を通り、心臓へ戻ります。リンパも同じで、最後は鎖骨の内側あたりで静脈に合流します。
つまり、顔から水分が出ていく道は、すべて首と鎖骨を通ります。顔の面積は狭く、道は1本にまとまっていきます。出口が細くなっているところに向かって顔だけを流しても、行き先が渋滞していれば戻る量は増えません。
デスクワークで渋滞しやすい理由
首の筋肉は、姿勢を支えながら1日中働き続けます。とくに画面を見る時間が長いと、首の前側と鎖骨まわりが縮んだ位置で固定されがちです。血管やリンパ管は筋肉のあいだを通るため、まわりが硬いまま動かない時間が続くと、流れを助けるポンプ役が働きにくくなります。
肩や首のこわばりと顔のむくみが同じ時期に強くなる方が多いのは、この道が共通しているからです。首まわりの張りが気になる方は、浦和で肩こりに悩む方へ|タイプ別に伸ばす場所を変えるもあわせてご覧ください。
輪郭がぼやける3つの層
「顔が大きく見える」というお悩みの中身は、実は同じではありません。当店では、次の3つの層に分けて考えます。層が違えば、やるべきことも変わります。
①水分の層(いわゆるむくみ)
皮膚の下に水分がたまっている状態です。朝がいちばん強く、時間とともに軽くなるのが特徴です。まぶたが重い、頬骨の下がふっくらして見える、といった出方をします。前日の塩分や飲酒、睡眠時間の影響を受けやすい層です。
②筋の張りの層(咬筋)
咬筋(こうきん・エラのあたりにある、歯を噛みしめるときに硬くなる筋肉)が張っている状態です。こちらは時間で引きません。むしろ夕方から夜にかけて強くなります。エラの外側が角張って見える、朝起きたとき顎がだるい、といったサインが出ます。
③姿勢の層(顎の下の見え方)
頭が前に出ると、それを支えるために顎が少し上を向きます。すると顎の先から首までの距離が短く見え、顎の下の輪郭がぼやけます。太ったわけでも、むくんだわけでもありません。骨と皮膚の位置関係が変わって見えているだけの層です。
3つの層の見分け表
| 層 | 強く出る時間 | 触った感じ | 先にやること |
|---|---|---|---|
| ①水分 | 起床直後 | やわらかい | 首と鎖骨の通り道 |
| ②咬筋 | 夕方〜夜 | 硬い・押すと痛い | 顎の力を抜く |
| ③姿勢 | 一日中同じ | 張りは少ない | 頭の位置を戻す |
自分がどの層か確かめる3つの方法
鏡の前で1分あれば確認できます。複数に当てはまる方も多く、その場合は当てはまるものすべてが重なっていると考えてください。
起床から90分後に見直す
起きてすぐと、起床から90分ほど経った時点で顔を見比べます。動き出して90分ほどで軽くなるなら、①水分の層が主役です。横になっているあいだは頭と体の高さの差が小さく、水分が顔にとどまりやすくなります。起き上がって歩き出すと、その差が生まれて戻り始めます。
逆に、90分たっても、昼を過ぎても同じという場合は①ではありません。②か③を疑います。
エラに指を当てて軽く噛む
奥歯の少し外側、エラの上あたりに指の腹を当てます。そのまま軽く歯を噛み合わせると、指の下でぷくっと盛り上がる筋肉があります。これが咬筋です。噛んでいないときにも硬く盛り上がったままなら、②の層が関わっています。左右で硬さが違う方も少なくありません。
顎を軽く引いて輪郭を見る
鏡の正面に立ち、頭を後ろへ平行移動させるように、顎を軽く引きます。強く引く必要はありません。このとき顎の下の輪郭がはっきりして見えるなら、③の姿勢の層が大きく関わっています。頭の位置と首の関係についてはストレートネックと枕の高さ|寝ている間の頭の位置で詳しく書いています。
層を間違えたままケアを続けると
3つの層は、対処法がまったく違います。層を取り違えたまま同じケアを続けると、手応えが出ないだけでなく、遠回りになることがあります。
強くこするほど良いわけではない
顔の皮膚は体のほかの部分より薄く、その下の組織も繊細です。手応えを求めて強い力で皮膚をこすると、赤みやひりつきが出ることがあります。水分を動かすために必要なのは強さではなく、行き先が開いていることです。出口が詰まったまま顔だけを強く押しても、押している時間だけ形が変わって、すぐ戻ります。
噛みしめは「気づいていない時間」に起きる
②の咬筋が主役の方が①のむくみケアだけを続けても、張りは変わりません。噛みしめは、集中しているとき・寝ているときなど、自分では気づいていない時間に起きます。気づいたときにゆるめる、を繰り返す必要があります。
理学療法士の視点
ここからは、解剖学と運動学の面から、顔のむくみを少し掘り下げます。無資格の施術との違いが出るのはこの部分です。
流すのではなく、返す
「流す」という言葉が広く使われますが、体の中で起きているのは心臓へ返すという現象です。動脈は心臓のポンプで押し出されますが、静脈とリンパには自前の強いポンプがありません。まわりの筋肉が縮んだり伸びたりする動きと、姿勢による高さの差、この2つが返す力になります。
ここから導かれる結論はひとつです。返す力を作りたければ、通り道の筋肉が動ける状態にあることが先です。顔から始めるのではなく、鎖骨と首の付け根から始めるのは、そのためです。
咬筋は休む時間が極端に短い筋肉
咬筋は「顎を閉じる」ための筋肉です。体積のわりに強い力を出せる構造をしています。ここで見落とされやすいのは、顎を開ける筋肉は咬筋よりずっと小さいという点です。開ける動きの多くは重力が担っています。
つまり咬筋は、反対の動きで強く引き伸ばされる機会がほとんどありません。腕や脚の筋肉は、反対側の筋肉が働くことで自然に伸ばされます。咬筋にはその相手がいないため、自分でゆるめる以外に休む機会が作られにくいのです。上下の歯が触れていない状態が本来の安静位ですが、噛みしめの癖がある方はこの状態に戻る時間が短くなります。
顔の左右差は使い方の記録
咬筋の硬さに左右差が出る方は多くいらっしゃいます。噛む側の偏り、頬づえ、いつも同じ向きで寝る癖などが積み重なった結果です。左右差そのものを問題視する必要はありませんが、硬い側と、輪郭が気になる側が一致するかどうかは確認する価値があります。一致していれば、②の層への対処が近道になります。
今日からできるセルフケアの順番
順番が大切です。出口 → 通り道 → 顔の順で行います。合計3分ほどです。痛みが出る強さでは行わないでください。
1. 鎖骨の下をゆるめる(30秒)
鎖骨のすぐ下、胸の上のほうに手のひらを当てます。皮膚をずらす力ではなく、手のひらで軽く押さえたまま、肩をゆっくり大きく5回まわします。押さえた場所の下で筋肉が動く感じがあれば十分です。ここが出口の入り口にあたります。
2. 首の横をのばす(左右20秒ずつ)
片手を鎖骨の上に軽く添え、その手の側に頭を倒さないように、反対側へゆっくり頭を傾けます。首の側面が伸びる位置で20秒。ここには首を通る血管とリンパの道が集まっています。呼吸は止めません。
3. 顎の力を抜く(1分)
- 上下の歯を1〜2mm離し、唇は閉じたままにします
- その状態で、ゆっくり息を吐きながら10秒待ちます
- 顎の力が抜けたら、口を3cmほど開けて5秒、ゆっくり閉じます
- これを3回。大きく開けすぎないことがポイントです
最後に顔へ触れる場合も、頬から顎、顎から首の付け根へと、出口の方向へ向かって手を動かしてください。強さは、皮膚が動くか動かないか程度で十分です。
目の奥の重さやこめかみの張りも一緒に出ている方は、浦和の眼精疲労ケア|目の疲れをつくる3つの筋肉で、目と首のつながりを解説しています。
セルフケアでは届きにくいところ
セルフケアは、①の水分の層と、②の軽い張りには有効です。一方で、次の2点は自分では扱いにくい部分です。
首の前側と深い層
首の前側には血管や神経が集まっており、自分で強く押すべき場所ではありません。しかし通り道としては重要な場所です。国家資格を持つ施術者は、この部分を安全に扱う知識を学んでいます。当店では、押すのではなく周囲の筋肉を動かしながら通り道を確保する方法をとります。
顎まわりを支えたままゆるめること
咬筋をゆるめるには、顎が動かないように支えたまま働きかけると効率的です。自分で行うと、支える側の手も自分の筋肉を使うため、顎に力が入りやすくなります。施術で他者の手が支える意味は、この点にあります。
施術と整体・マッサージの違いを整理したい方は、ストレッチ・整体・マッサージの違い|資格と目的で選ぶをご覧ください。
受診をおすすめするサイン
顔のむくみの多くは一時的なものですが、次のような場合は、まず医療機関(内科・耳鼻咽喉科・皮膚科など)へご相談ください。
- 片側だけが急に腫れた、熱をもっている、押すと強く痛む
- まぶたのむくみが何日も続き、時間がたっても軽くならない
- 足のむくみ、急な体重増加、息切れ、だるさをともなう
- 顔の感覚が鈍い、動かしにくい、しびれがある
- 顎を開け閉めすると音が鳴り、痛みで食事がしづらい
当店はリラクゼーションを目的とした施術を行う店舗です。医療機関ではないため、診断や治療は行えません。上記に当てはまる場合は、受診を優先してください。
LIMITED浦和店でできること
当店のトレーナーは全員が理学療法士です。顔だけを見るのではなく、通り道である首・鎖骨まわりと、頭の位置まで含めて確認したうえで施術を組み立てます。
顔面まで届く独自のドライヘッドスパ
当店のドライヘッドスパは、頭皮だけでなく首から顔面までを施術範囲に含みます。水を使わず着衣のまま受けられるため、髪が濡れず、そのままご予定を入れていただけます。咬筋やこめかみのあたりまで手が届くのは、この構成だからです。
ヘッドスパにも種類があり、目的によって向き不向きが分かれます。違いはヘッドスパの種類と違い|頭皮ケアとドライの選び分けにまとめました。何回くらいで変化を感じるかについては浦和のドライヘッドスパ|効果と頻度の考え方で解説しています。
姿勢の層にはストレッチで
③の姿勢の層が主役の場合、顔への施術だけでは戻りやすくなります。頭が前に出る背景には、胸の前側の硬さや骨盤の傾きが関わっていることも多いためです。当店では深層まで伸ばす本格ストレッチで土台から確認します。ストレッチの考え方は浦和のストレッチ専門店で受ける効果|セルフとの違い、骨盤まわりについては反り腰は腹筋不足ではない|伸ばす順番をご覧ください。腰の張りが強い方は浦和で腰痛が気になる方へ|痛む場面から探すも参考になります。
オプションの美容鍼について
当店ではオプションとして美容鍼・鍼灸・置き針をご用意しています。鍼を扱うのははり師・きゅう師の国家資格を持つ施術者のみです。トレーナーの杉山は理学療法士と鍼灸師の両方の資格を持ち、回復期病棟と訪問リハビリで8年の臨床経験があります。
美容鍼は、顔まわりの筋肉に細い鍼で直接働きかける方法です。手技では届きにくい深さに届くため、顔の張りが気になる方の選択肢になります。効果の感じ方には個人差があり、すべての方に同じ変化が出るわけではありません。骨格そのものが変わるものでもありません。ご希望とお身体の状態をうかがったうえでご案内します。
よくある質問
Q. 顔のむくみは何回くらいで変化を感じますか?
A. 水分の層が主役の方は、施術直後にすっきり感を実感される方が多くいらっしゃいます。ただし持続の長さは、日常の姿勢や噛みしめの癖に左右されます。咬筋の張りや姿勢が関わっている場合は、数回かけて変化を確認していくかたちになります。初回に、どの層が主役かを一緒に確認します。
Q. 美容鍼とドライヘッドスパはどちらを選べばよいですか?
A. 頭の重さや目の奥のだるさが一緒に出ている方は、まずドライヘッドスパをおすすめします。顔まわりに絞って働きかけたい場合や、手技では物足りなさを感じている場合に美容鍼が選択肢になります。初回は体験でドライヘッドスパを受けていただき、そのうえでご相談いただくのが分かりやすい流れです。
Q. 浦和で顔まわりのケアを受けられる場所を探しています
A. LIMITED浦和店はJR浦和駅から徒歩5分、さいたま市浦和区東高砂町にあります。専用駐車場がありますので、北浦和・南浦和方面からお車でお越しいただくことも可能です。キッズスペースもご用意しており、お子様連れでもご来店いただけます。
まとめ
小顔ケアという言葉でひとまとめにされがちですが、顔のむくみと輪郭の悩みは「水分」「咬筋の張り」「姿勢」の3つの層に分けると、やることがはっきりします。共通しているのは、水分が戻る道が首と鎖骨に集まっているという点です。顔からではなく出口から始める。この順番だけでも、手応えは変わってきます。
それでも変わりにくいときは、自分では支えきれない部分が残っていることがあります。浦和のストレッチ&ドライヘッドスパ専門店LIMITED浦和店では、理学療法士が首・鎖骨・顎まわりまで確認したうえで施術します。60分の体験でご自身の主役の層を確かめることから始めてみませんか。
顔だけでなく体の張りも気になる方は、筋膜リリースとストレッチの選び分けもあわせてご覧ください。
鍼のオプションを担当する資格については、当店でできること・できないことの記事でご説明しています。
顔まわりだけでなく肩の重さも続いている方は、腕の預け先を変える3手順が役に立ちます。
顔まわりに加えて眉間の力みが抜けない方は、まぶたを閉じるのではなく落とすという話を試してみてください。
体験のご案内
LIMITED浦和店では、医療系国家資格を持つ理学療法士があなたの身体の状態を確認したうえで、深層まで伸ばす本格ストレッチと、首・顔面までアプローチする独自のドライヘッドスパで、不調の根本改善とリラクゼーションをサポートします。JR浦和駅から徒歩5分・専用駐車場あり。お子様連れも歓迎です。
▶ 体験(ストレッチ or ドライヘッドスパ)を予約する
お電話でのお問い合わせ:090-1602-7093
※体験にお越しいただいても、無理にご契約いただくことはありません。
執筆・監修:LIMITED総代表 飯塚勇人(理学療法士)


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